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三井住友VISAカード presents エリザベート スペシャル ガラ・コンサート@東急シアターオーブ [宝塚のこと]

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雪組初演時のチラシとパンフレットチケットの半券。
あぁ、ノスタルジー。

宝塚を一言で表すならば、青春、ですかね。
思春期を拗らせたあたしを無限の暗闇地獄からひっぱり上げてくれたのは宝塚だった。
宝塚にハマり、毎日のようにビデオを観ていた母から「すごく面白いからアンタも観なさい!」と、これまた毎日のように勧められ、で、雪組の『花幻抄/恋さわぎ/スイート・タイフーン』という3本立ての映像(NHKのBSで放送したやつ)をしぶしぶ観たのがきっかけ。これでヤラれた。
カルチャーショックとはまさにこのこと。
“現実にはありえない豪華絢爛できらびやかな世界” というところが当時のあたしには良かったのかも。
とても良い “逃げ場” であり、とても良い “処方箋” になった。
どうしようもなかったあたしをどうにか良い方へ転がそうと母も気を使っていたんだろうと思う。ただ単にヅカ友が欲しかっただけのような気もしないでもないが。
とにかく、良い方へ転がしてくれた。
そこからはアッと言う間にハマりまくり。
『歌劇』や『宝塚グラフ』を読みあさり、『宝塚おとめ』をチェックし、暇さえあればビデオを観て(好きなシーンばかりをダビングして集めたマイベストビデオまで作ってた)、主題歌集を買いそろえ、公演ライブCDを聴いたりビデオから音声のみをカセットテープにおとして聴いたり、それを聴きながら歌詞をノートに書き写したり、真似して踊ったり、で、もちろん生のステージも観に行ったり、とくに友達もおらず、1人でそんなことばかりしていた青春時代。
暗い。
暗いなぁ、あたしの青春。
明るいようでいて、ものすごく暗い。
これがあたしの青春。

そんな青春時代に観た公演のひとつが雪組の『エリザベート』。
宝塚歌劇版『エリザベート』は1996年の雪組初演以来、各組で再演を重ね、今や宝塚を代表する人気作品に。
あれからもう16年も経つのね。
イチロさん(= 一路真輝)のサヨナラ公演で。
今までの宝塚にはなかった作風と楽曲と、なによりイチロさんを筆頭に雪組の圧倒的な歌唱力の素晴らしさに鳥肌が立つほど感動して、1回だけ観る予定が急遽チケットを購入してもう1回観に行ったんだよなぁ。
同郷出身のイチロさんには勝手に親近感を持っていたので、退団が発表された時は寂しかった。
1996~97年に星組、1998~99年に宙組で再演した時のはビデオで観たけど、その後再演されたものに関しては観ておらず。7回も再演されてたのね。知らなんだ。面目ない。

『エリザベート』はセリフがほとんどなく、歌で物語が進んでいく。
なので今回のような歌のみのガラ・コンサートでも違和感なくストーリーまでしっかり楽しめる。
ほんとは雪組初演キャストほぼ完全再現の日も観に行きたかったんだけども、せっかくなので歴代キャストとニューキャスト夢の共演のDREAMバージョンの日を観てきた。
もうね、素晴らしかったです。なにもかも。言葉にならないぐらい。
素晴らしい楽曲達を素晴らしいキャスト陣が素晴らしい歌声で次々に歌い継いでく豪華さ。
音が鳴った瞬間、一気にいろんな思いが蘇ってきて泣いてしまった。
16年前の感動が、興奮が、うわーーーーーって。
ユキちゃん(= 高嶺ふぶき)のフランツも、花ちゃん(= 花總まり)のエリザベートも素晴らしかった。
面影は初演で観た当時のまま(これってスゴくね!?)。でも歌声には深みが増している。
あと、シメさん(= 紫苑ゆう)ね!
現役の時には生の舞台を観ることは叶わずだったシメさんを生で観ることができて幸せ!
ねっとりした歌声もそのまま、御御足の美しさもそのままでもう大満足。ステキ!!
どの歌も好きすぎてたまらない。全部覚えてたなぁ。口ずさめるなぁ。だってバカみたいに何度も聴いて歌詞書き写したもの。
あ、1曲だけ知らない曲があった。2幕目の第1場『私が踊る時』って曲。
2002〜3年の花組公演から加わった曲なのね。トート閣下とエリザベートのデュエット。
このデュエットがあるかないかでエリザベートの印象がずいぶん変わるんだなぁ。へぇ〜。
なんかもうアレもコレもいろいろと思いの丈を書きたいんだけど、キリがないのでやめる。
とにかく観に行ってよかった。よかったよーーーっ!!
今回のガラ・コンサート、DVD化されるそうです。
もちろん買いますとも!!

終演後、無性に雪組初演時の『エリザベート』が観たくてたまらなくなり「今すぐビデオ送って!」と実家の母に電話。3日後に届いたブツがこちら。↓
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えへへ。さっそく観ちゃった。
えへへ。
えへへへへへ。
ちょうどこのビデオの収録日に、あたし劇場で観てました。1996年3月12日(火)。
あたしの青春。

ガラ・コンサートのお稽古風景がYouTubeにアップされてました。ステキ!!











ZEPP!STEP!SMA!@Zepp DiverCity [音楽のこと]

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氣志團ファンクラブ “私立戸塚水産高校” から届いたおハガキ。
かわいいかわいい。


SMA(ソニー・ミュージック・アーティスツ)とタワーレコードとZeppの3社による合同企画イベント。
札幌、大阪、名古屋、東京、福岡の5都市で開催。
東京は、齊藤ジョニー、黒猫チェルシー、女王蜂、氣志團、すかんち、という出演陣。
すかんちと氣志團を一緒に楽しめるだなんて、うれしすぎるんですけど!

仕事を終えて急いでZepp DiverCityへ向かうも、オープニング・アクトの齊藤ジョニーさんのステージには間に合わず。うぅ~残念。観たかったのに。
がっかりしつつ荷物をロッカーに入れてトイレ行ってドリンク交換して中に入ると、ほどなく黒猫チェルシーのステージがスタート。
ライブを観るのも曲を聴くのも初めて。
ボーカルの渡辺さんを観て、大人になったなぁ〜とすっかり親戚のおばちゃん目線に。
『色即ぜねれいしょん』の印象が残っていたもので。たしか現役高校生でしたよねあの時。
若さ漲るパンクな豪快ロックでカッコよかった。
5〜6曲ほど演奏して終了。

続いて、女王蜂。
楽しみにしてました。一度体感してみたかったのよ。
登場SEは、ザ・ピーナッツの『恋のロンド』。ステキ。
アヴちゃんの存在感とボーカリゼーションと表現力は飛び抜けててスゴいな。
で、バンドが放つ独特の世界観も凄まじい。懐かしくてエロティックでアバンギャルド。
ルリちゃんの迫力あるドラムにシビれました。いいですねぇルリちゃん!
が、しかし、残念ながら全体を通して思っていた以上のインパクトは得られず。
んー。
んんんーーー。
なんだろう。
もっとガツンとやられる気満々でいたんだけどなぁ。期待しすぎちゃったのかも?
もう少し小さいハコでのワンマンだったら、また違う印象になる気もする。
5〜6曲ほど演奏して終了。

続いて、氣志團。
サイリウム振りながら歌い踊ってアイドル風な一面を見せたかと思えば、バラードをしっとり聴かせ、最後はヤンクロックでガツンと盛り上げる。
詰め込んできたなぁエンターテイメントを。約50分の中にギュギュッと。さすが氣志團!
光くんの神出鬼没っぷりには驚いた。
ついさっきまでメカドッグ(AIBO風)になってステージ上から紙テープ飛ばしてたのに、いつの間にやら2階上手側に移動しトランペット吹奏。で、またいつの間にやらステージ上に戻って来て微熱の3人とダンシング。スゴいな光くん。空間をひとっ飛び。
翔やんのMC、めっちゃ長かったね。
まだこの後すかんち控えてるのに時間は大丈夫なのか!? とちょっと心配になるぐらいしゃべりまくってましたね。えぇ。すごく面白かったです。
翔やんの話によると「弊社最大のヒットは、CHEMISTRYの300万枚!」なんだそう。
『キズダラケの氣志團ちゃん』(『戦国鍋TV』でお馴染み “SHICHIHON槍” が歌う『シズガタケの七本槍』の替え歌 ) が聴けて嬉しかった!
この歌、すっごい楽しいね。
もちろんユッキも歌い踊るよ!
「6人合わせて、氣志團ちゃ〜ん ♪」

◎セットリスト
01. キズダラケの氣志團ちゃん
02. SUPER BOY FRIEND
03. One Night Carnival
04. 夜明け
05. 日本人
06. 愛 羅 武 勇
07. 落陽
08. MY WAY

トリを努めるのは、すかんち。満を持しての登場です。
先日の赤坂BLITZの時と同様、QUEENの『We Will Rock You』でスタート。「歌うわよ、踊るわよ、曲が終わったら拍手して、ウィ〜ウィル、ウィ〜ウィル、ロッキュ〜!!」
ROLLYさんの額になにやら模様が描かれていた。なんだろ。とっても妖艶。
ROLLYさんの唸るギター、ポンプさんの迫力あるドラム、ニコニコ超絶ベース “恋のピンチヒッター” サトケンさん、文明さんの深みあるオルガン。
ドクター田中は本日もEXILEでした。♪ アイウィッシュ、アイウィッシュ…(笑)
「桑マンって言われたり、キクリン(ビーバップハイスクール?)って言われたり、ナニワ金融道って言われたり、いろいろ言われます」とドクター田中は言っていたが、やっぱりあたしにはBro.KONE氏に見えるよ。WON'T BE LONG。
ROLLYさんが「次の曲は15年ぶりぐらいに演奏します」と言って始まったのは、なんとまさかの『OK. Baby Joe』! 場内には悲鳴にも似た歓声!!
わかる! わかるよその気持ち! あたしもギャーーーッ!ってなったもん!!
この頃のオペラ風なすかんちの曲が大好きなので、これはうれしい! うれしすぎた!!
よかった〜。観に来てよかった〜。ほんとによかったよぉ〜!
ポップでキュートなブリティッシュロックの白熱ステージ。
SMAに入って勤続24年。すかんち、さすがの貫禄でした。

◎セットリスト
01. ウルトラロケットマン
02. Mr.タンブリンマン
03. 恋人はアンドロイド
04. フローラ
05. ラヴレターの悲劇
06. OK. Baby Joe
07. レターマン

アンコールは、出演者総出で大セッション祭り。
『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』のOPテーマが流れ、登場したのは司会進行役の翔やん(その名も綾小路くそまろ)。
各バンドを呼び入れ、セッションするのはやはりこの曲、『恋のマジックポーション』!
なんと豪華。ステージは大騒ぎ。もちろんフロアも大盛り上がり!
ROLLYさんとアヴちゃんのツーショットはスゴいね。ってかアヴちゃん、背、高っ!
あまりに濃すぎるメンツの集まりに、なんかもうどこを観ていいのやらキョロキョロしっぱなしでしたが、その濃すぎるメンツの中でバンジョーをかき鳴らす齊藤ジョニーさんがなんともいい味出してました。和んだ。バンジョー、めちゃうま!


ZEPPSTEP!SMA!、たっぷり堪能させて頂きました。
翔やんがSMAのことを「ロックンロール・デパートメントストア」と。
スゴい事務所だ。
なにより、氣志團とすかんちが同じステージで観れて大満足。
楽しかった!


こちらが『キズダラケの氣志團ちゃん』として氣志團がカバーしたSHICHIHON槍の『シズガタケの七本槍』。ウィ〜ア〜 ウィ〜ア〜 氣志團ちゃん ♪



相対性理論 presents 『位相Ⅱ』@Zepp Tokyo [音楽のこと]

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相対性理論オフィシャルweb先行予約特典の、やくしまるえつこイラストチケット。
今回のイラストもかわいい。


終業時間間際に仕事がバタつき、なんだかんだでお台場に着いたのは19時頃。
すでに開場時間を30分ほど過ぎてたが、フロアはまだスペースに余裕が。
PAブース近くの場所で待機。なんか男性率が高い気がする。お目当てはどっちなんだろ?
開演時間が近づくにつれ、見る見る人で埋まってくフロア。
チケットはもちろんソールドアウト。

相対性理論の自主企画ライブは、前衛的なアーティストをゲストに招くところも面白みのひとつ。
今回は、サーストン・ムーアさん。
登場するなり驚いた。身長、高っ! 2mぐらいはありそう。ギターが小さく感じる(笑)
洋楽ぜんぜん聴かないので “ソニックユースの人” ぐらいの知識しかなく、観るのも曲を聴くのも初めてだったんですが、カッコ良かったなぁ。
ロックでノイジーな演奏。
とにかく音が面白かった。ベースの女性がヴァイオリンを弾いたりも。
ラストの、狂ったような騒がしいノイズ演奏は圧巻。大歓声。
8~9曲ほど演奏して50分ほどで終了。

続いて、相対性理論。
永井さん(G) → 吉田さん(B) → 山口さん(Dr,Per) → イトケンさん(Dr,Per) の順で登場し、どんどん音が重ねられていく中、えっちゃんアンニュイに登場。大歓声。可愛い!
ほとんどの曲がアルバムとアレンジが異なり、ロックテイスト多めでテンポも速め。
ツインドラムによる音の厚みもさらに増してて迫力があり、ポップ風味やや薄れた、アグレッシブな演奏で盛り上がった。
新曲がなんと4曲も。
攻めてるね。今回も攻めてきてるね!
照明も凝ってて良かったなぁ。ホリゾント幕に映る光や影がとても効果的でステキだった。
『人工衛星』大好き。カラオケでよく歌うせいか、ライブで聴くときは必ず心の中で一緒に歌っている。ノリノリで。
ブレスのタイミングがえっちゃんと重なるのがなんかうれしくて思わずニヤニヤ。
久々に聴けてうれしかったのが『ふしぎデカルト』。
この曲と筋少の『パリ恋の都』は通ずるもがあると勝手に常々思っている。
『乙女戦争』は、ももクロちゃんのよりアップテンポでソリッドでカッコ良かった!
しかし、あの速さでもリズムがまったくブレない、歌詞をきっちり刻んではっきり聴かせることができるえっちゃんはほんとスゴいよなぁ。改めて感服。
『ほうき星』で終わるなんて珍しいなと思ってたら、アンコールで『ムーンライト銀河』。
ミラーボールが美しい。まるで銀河。今回はメンバー全員最後まで残って演奏してた。
オリジナル楽器 “dimtakt”(動かすと不思議な音が鳴る光る棒) を操りながら歌うえっちゃんは、まるで魔法少女のよう。
えっちゃんは素晴らしい声を持ったステキな歌い手だと思う。
初期メンバーの脱退により、大きな変革期を迎えてる相対性理論。
あたしは好きですよ、今の相対性理論も。
今後の展開がますます楽しみだ!

◎セットリスト
01. ミス・パラレルワールド
02. 人工衛星
03. 新曲

「三千万回まで金利手数料無料。それ、意味あるね」

04. 三千万年
05. Q/P
06. 新曲

「べっ、ぴん、しゃん」

07. 新曲
08. 新曲
09. ふしぎデカルト

「北風小僧の、何だろう? なんだろ~」

10. 乙女戦争
11. ロンリープラネット
12. ほうき星

「バイバイ」

~アンコール~
13. ムーンライト銀河

「おやすみなさい」


相対性理論を好きになったきっかけの曲。中毒性のある歌詞とメロディにイチコロです。


JOJO広重の『ノイズ大学』Vol.8(ゲスト:日野日出志)@渋谷UPLINK FACTORY [音楽のこと]

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『ドキュメント灰野敬二』を観て以来、ノイズ音楽に対するイメージが変わった。
とはいえ、今まで “否定はしないけど、ディープすぎてまったくわからない音楽” であったものが、“歌” であり、“ロック” なのだと思えるようになったというだけで、ノイズを全面的に受け入れられるようになったわけでも、ノイズ大好き!になったわけでもない。
だが、興味はある。
“不失者” の次に興味を持ったのが “非常階段” 。
非常階段は、以前 “オーケンののほほん学校” でちょこっと映像を観たのと、先日スペースシャワーTVで放送された “FREEDOMMUNE 0<ZERO> A NEW ZERO 2012” の映像を観たことあるだけ。
どのCDから聴いてみようかなとリサーチしてたら、10月に発売される『蔵六の奇病~30TH ANNIVERSARY EDITION~』に、翔やんがコメントを寄稿しているとの情報。
なんてステキなタイミング。最初に聴くCDはこれで決まりさ。
1982年に発表された非常階段の1stアルバム『蔵六の奇病』が、幻のカセット音源『極悪の教典』との2枚組仕様の〈 30周年記念盤 〉として再発。
日野日出志先生のイラストジャケットがあまりにインパクト大なアルバムなんですが、なんと、再発を記念してJOJO広重さんと日野日出志さんがトークイベントを行うという。
これは観に行くしかないですよね。

小学生の頃に日野さんのマンガを何冊か読んだが、強烈だったなぁ。おぞましくて。
どの作品を読んだのかよく覚えてないのだけど、『赤い蛇』は読んだ気がする。
『蔵六の奇病』は未読だったので、トークイベントを観に行く前に読んでおかねば!と、まんだらけで購入。
で、久々に日野さんの作品を読んでみたわけなんですが、これがもう素晴らしかった。
あたし、涙がでました。
悔いたよね。なぜもっと早くこの作品を読まなかったのかと。

ノイズ大学とは、JOJO広重さんがゲストをお招きしてノイズという音楽表現について語るシリーズイベント。
本校は大阪の難波ベアーズで、渋谷は分校ということになるみたい。
本来は実演もあるそうなんですが、今回はゲストが日野さんということもあり実演はなし。
渋谷UPLINK FACTORYは、3年前に『ブルーフィルムズ』を観に来たところだ。
オーケンの散文詩『なつみさん』が原作の『NATSUMISAN』は、あまずっぱかった。

広重さんと日野さんのトークは、とんでもない面白さだった!
会場に早く着きすぎて待っている間にビールを4杯飲んだという日野さんは、のっけからすでにいい塩梅(笑)
初めて日野さんを拝見したんですが、白い髭が立派!
“地球か。なにもかも、みな懐かしい…” と言ってほしい衝動にかられる。沖田艦長〜っ!!
広重さんと日野さんは、2ヶ月ほど前に30年ぶりの再会を果たしたばかりなんだとか。
思い出話から貴重な話まで、盛り沢山な1時間40分。
1stアルバム『蔵六の奇病』をリリースするにあたり、ジャケットをどうしようとメンバー全員で相談した結果、一番影響を受けた漫画家である日野さんのイラストがいいんじゃないかということになり、日野さん宛に『蔵六の奇病』単行本表紙のイラストを使わせて頂けないかというお手紙と非常階段のライブ音源レコードを送ったところ(当時はファンレターの宛先が先生のご自宅の住所だったそうな)、すぐに『ご自由にお使い下さい』とのお返事とイラストの生原稿が入った封筒が郵便で届き、広重さんはすごく驚いたそうです。
当時のことを日野さんが「送ってもらったレコード聴いたけどわけがわからなかった。なんで俺なの?って思いつつ原画を送った」と。
23歳の時、漫画の世界で生き残っていけるよう(商業的に認められるよう)すべてを賭けて1年がかりで描いた作品が『蔵六の奇病』だったとか。
とても壮絶な1年だったようで、全身のでき物を小刀で切り刻み、出てきた七色のウミと血を使って絵を描いた蔵六と自分を重ねながらこの漫画を描いた、蔵六は自分自身だ、と。
他にも、レイ・ブラッドベリの『刺青の男』を読んで自分がやりたかったことが “怪奇+叙情” なのだということに気づいた話や、東大の法医学教室でホルマリン漬けの標本を観た時の話(女性として、かなり心の痛む話だった)、キャバレーのビラ配りをしていた頃の話など、どれも興味深い話ばかり。
杉浦茂先生のようなギャグ漫画家になりたかったが赤塚不二夫さんの作品を読んで挫折した話(実は赤塚先生は日野さんのファンでコミックス全巻揃えていたとか)も面白かったな。

1982年4月に新宿ロフトでやった非常階段のライブ映像を観たりも。
いや〜、スゴかったです。ドロドロでグチャグチャで轟音ノイズで。
このライブは日野さんも観に行ったそうで、楽屋で汚物(ミミズやゴカイやナマコ入り)を混ぜるのを手伝ったんだそう。
しかも素手で。2〜3ヶ月ニオイが取れなくて大変だったらしい。ひゃ〜。
改めてライブ映像を観た日野さんは「俺の漫画と何の関係が?」とやはり疑問符(笑)
蔵六のようになりたかった言う広重さんは「ミミズを食わえたりしてたのに、お客さんドン引きでみんな遠巻きに観てたから誰にも伝わってなくて非常に虚しかった」と。
日野さんが「投げたボールをどう受け取るかは本人次第。自由でいい。こういう表現もありだ」みたいなことを言っていて、なんだか素晴らしい瞬間だなぁと感動。
ちなみに非常階段はこのライブの翌日、新宿ロフト出入り禁止になったそうです。

とても楽しいひとときでした。
高倉健さんに憧れて寡黙な男を目指したけど意外におしゃべりだったので無理だったという日野さんは、とても気さくでざっくばらんで愉快な方だったなぁ。
まだまだ話し足りないと言っていたので第2弾にも期待。
広重さんの、丁寧な言葉遣いと落ち着いた話し方にもすっかり魅了されてしまった。

イベント終了後には、サイン会あり。
お2人のサインを頂き、握手もしてもらいました。
スゴいなぁ。
このサインの並びは圧巻ですね。


こちらのアルバムも気になってます。



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