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宝塚歌劇団花組公演 ミュージカル『Ernest in Love』@東京国際フォーラム ホールC [宝塚のこと]

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3連休の中日。
風が冷たいものの、お天気は良く、お出かけ日和。


『Ernest in Love』は、1960年にオフ・ブロードウエイで上演された、オスカー・ワイルドの喜劇『まじめが肝心』が原作のミュージカル。
宝塚では2005年に月組・花組でそれぞれ上演。
以来、約10年ぶりとなる再演。
日本語脚本・歌詞、演出は、木村 信司。

19世紀末のロンドン。
みりおさん(明日海りお)演じる田舎貴族、アーネストことジャック・ワージングを中心に繰り広げられる、陽気でお洒落な風習喜劇。
2005年の月組・花組版のは映像でしか拝見していなかったので、今回の再演はとても嬉しい。
今作でお披露目となった、みりおさん(明日海りお)・かのちゃん(花乃まりあ)の新トップコンビは気品に溢れ、2人が醸し出すほんわかムードが作品にとても合う。
キキちゃん(芹香斗亜)のコミカルなお芝居は初めて観た気がするのだが、マイペースでゆるい感じがクスッと可笑しくて良かったなぁ。
『バンバリー』『ハンドバッグは母親ではない』『悪いひと』『初めて見たときから』の陽気なナンバーに心がはずみ、『愛の言葉』『こどものように』のロマンティックなナンバーにうっとり。
オケピではなく舞台上(鳥かごのセットの中)でオーケストラの方々が演奏しているのも今作の見所のひとつ。
指揮者の塩田明弘さん(ミュージカル界では超有名)のパフォーマンスは必見。
さすが、踊るマエストロ。楽しい。

Ernest【アーネスト】の意味は、真面目、誠実、熱烈。
つまり、恋をするには真面目が肝心、ということ。
観終わったあと、とても幸せな気分になれる、ハッピーミュージカルに大満足。
いい連休になりました。


今回、舞台を観ながらつくづく思ったのは、ヴィクトリア朝が大好きだ!! ということ。
上流階級の文化、風習、ファッション。
キュウリサンド、マフィンに紅茶。
そして、メイド。
なぜだろう、とにかく心がウキウキしてしまう。
ヴィクトリア朝といえば、森 薫作品ですね。
どの作品も大好きです。
ヴィクトリア朝ではないけども乙嫁語りも、もちろん大好き。
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雪組公演『ベルサイユのばら ーフェルゼン編ー』@東京宝塚劇場 [宝塚のこと]

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東京宝塚劇場内の喫茶ラウンジ “caf'e de Repos” にて期間限定販売の公演スイーツ、その名も『行け!フェルぜんざい』(400円) 。
ネーミングセンスはさておき、ミルクプリンとあんこの組み合わせ、なかなか美味でございました。

本日は、東京公演の前楽を観劇。
大劇場で2回、東京でも今日で3回目なので計5回目の観劇となる『フェルゼン編』だけども、飽きるどころか、観るたびに面白くなっている。
スカステの番組内にて、きゃびい(早花まこ)が宮廷の庭園場面でのルイ16世と王妃について「小雨に濡れる木々を見て国王様は “生命を吹き返したようだ” と言うけれど、王妃様は “泪を流しているよう” と言う。同じ庭園を見ているのに」ということを言っていて、なるほど確かに!と目からウロコ。
ルイ16世からしてみれば宮廷は “生まれ育った我が家” だけれども、オーストリアから政略結婚で嫁いできた王妃からしてみれば “見知らぬ国の、見知らぬ人々に囲まれている場所” なのだよなぁと思いつつ、宮廷の庭園場面を新たな気持ちでじっくり観てみたり。
宝塚GRAPHにて、壮さん(壮 一帆)とまっつ(未涼亜希)がアンドレの役作りについて「アンドレはマントを翻しちゃダメ。平民だから。よい軍服を着せてもらってても、それはオスカルが宮廷に一緒に連れて行くために与えたものだから」と言っているのを読んで、おぉなるほど!とこれまた目からウロコ。
そうだよなぁアンドレはあくまで平民なのだから颯爽とマントを翻して貴族風を吹かせちゃいかんよなぁと思いつつ、これまた新たな気持ちでじっくりアンドレを観てみたり。
うむ。観れば観るほどに面白い。
牢獄での、王妃(愛加あゆ)とメルシー伯爵(汝鳥 伶)の別れの場面で、たぶんこういう気持ちを伝えようとしているのだろうけども、いまいちハッキリしないんだよなぁ、と、自分の中でどうしてもモヤモヤしてしまう所があったのだが、東京公演ではスッキリ解消された。
王妃が寂しげに「伯爵…」と言ってくれただけで、このたった一言が加わっただけで見事に解消。
あぁ〜あたしはこの一言が欲しかったのだなぁと、とても晴れやかな気分。
あゆっち、ありがとう。
台詞が一言あるかないかで、お芝居は伝わり方が大きく変わる。
うむ。観れば観るほどに深いな。
そして、観れば観るほどにいじらしさが増す、壮さんフェルゼン。
愛する王妃のために身を引く決意をし、別れを告げに行く時には王妃の一番好きな軽竜騎兵の軍服を着て行き、王妃を助け出すため危険を承知で動乱のパリへ駆けつける。
パリへ駆けつける時にも、見事な鞭さばきで馬車を走らせながら、名曲『駆けろペガサスの如く』(通称:行け行けフェルゼン)を熱唱し、己を鼓舞させるフェルゼン。
やることなすこと、すべてがいじらしい。
フェルゼンは、己のこともよ〜くわかっている。
「オスカル、笑ってくれ。恋に盲目になった哀れな男を…」と、憂いを帯びた表情で言うフェルゼンのこの台詞がとても好き。
苦悩し、辛抱し、かなわぬ(報われぬ)恋とは知りながらも、それでも一途に王妃を愛し続ける男・フェルゼンを、壮さんは見事に演じきっていた。
壮さんフェルゼンが大好きだ。

フィナーレは、ラインダンス → 愛の柩 → オマージュと、大劇場と同じ流れ。
何度も、どの組も観たい派のあたしは、お値段お手頃な2階B席からいつも観劇しているのだが、どうしてもオマージュの場面を1階席から観てみたくて、一度だけ奮発してS席から観劇。
2階B席から観るのもとても好きなのだがひとつ難点がありまして、それは、大階段の上部が見切れてしまうこと。
大階段を足並み揃えてザッザッザと降りて来る黒燕尾の男役達を、最上段から、はじめの一歩からちゃんと観ておきたかったのだ。
1階S席から観たオマージュの場面は、とてつもない素晴らしさ、とてつもないカッコ良さで、思わず涙。
良かった。思い切って奮発して本当に良かった。

残念ながら大千秋楽のチケットはゲットできなかったので(当日券もダメだった)、ソルーナさん(磯野千尋)の姿を、大きな愛ですべてを包み込むソルーナさんのルイ16世陛下を、しっかりと目に焼き付ける。
ソルーナさん、ありがとうございました。
永い間、本当にお疲れさまでした。
ラブユ〜♪でございます。


花組公演『戦国BASARAー真田幸村編ー』@東急シアターオーブ [宝塚のこと]

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大人気ゲーム作品『戦国BASARA』を、宝塚が初ミュージカル化。
宝塚歌劇とゲームのコラボということなのだが、あたしはこのゲーム未体験。
なのだけど、ゲーム体験者である知人から、個性豊かすぎる武将達が史実(時系列)に囚われることなく暴れまくり!なゲームだということは、なんとなく聞いてはいた。
そんなハチャメチャな、歴女ブームの火付け役でもあるゲーム作品を宝塚で、花組で、ましてや真田幸村をらんとむさん(蘭寿とむ)が演じるだなんて…。
これはもう観に行くしかないじゃないか。

ミュージカル・ロマン『戦国BASARAー真田幸村編ー』。脚本・演出/鈴木圭。
公式サイト はもちろん、You Tubeでプレイ動画を観てみたりと、ゲームの世界観をザックリ予習してから、いざ観劇。
真田幸村編である今作品は、“甲斐の若き虎” と呼ばれる真田幸村が喪失感や重責に苦しみながらも、忠誠を誓う甲斐武田の総大将・武田信玄の魂を継ぎ、“甲斐の虎” として目覚めていく成長物語。
父・真田昌幸(月央和沙)を亡くし哀しみにくれる少年・幸村(春妃うらら)と、お館様・武田信玄(華形ひかる)が熱い殴り愛(“殴り合い” ではない。 “殴り愛” なのだ!)をする場面や、風林火山 vs 毘沙門天(川中島の戦)の場面、真田幸村(蘭寿とむ)と上杉謙信(明日海りお)の一騎打ちなどなど、どの場面も見応えたっぷり。
幸村に仕える忍・猿飛佐助(望海風斗)や、幸村の良きライバルであり六爪流(六刀流)を操る奥州の独眼竜・伊達政宗(春風弥里)など、どのキャラも男気があり、とても魅力的。
ポップアップ(人力で動かす昇降装置)で舞台下から勢い良く現れる登場の仕方といい、二本槍の豪快な振り回し方といい、熱血漢っぷりといい、らんとむさんの真田幸村が超絶カッコ良かったのは言うまでもなく。
蘭ちゃん(蘭乃はな)演じる “いのり” は、ゲームには登場しない宝塚版オリジナルキャラ。
最初、いのりの役どころがよくわからず(キャラ的にも薄かったし)、物足りなさを感じていたのだが、第2幕でいのりの抱える秘密がわかった途端、物足りなさなど一発で吹っ飛んだ。
いのりちゃん、実はかなりの重要人物でございましたよ。
とにもかくにも、皆さん雄々しくて凛々しくて目見麗しいものだから終始悶絶しっぱなし。
ストーリーもわかりやすく、存分に楽しむことができた。
衣装も特徴も含め、どのキャラもゲームから抜け出てきたんじゃないかと思うほどの再現度の高さは、『ベルばら』をはじめ、コスチューム・プレイを得意とする宝塚ならでは。
さすがだなぁ。
宝塚歌劇上演は初となる東急シアターオーブで観ることができたのも良かった。
ホームグランドである宝塚大劇場や東京宝塚劇場では見られない特効(舞台上に雨を降らせる)など、劇場によって舞台装置が異なるがゆえの楽しみ方ができたし。
原作ゲームの音楽を使用したり、舞台上と映像をリンクさせた演出をして見せたり、ゲーム未体験のあたしが言うのもアレですが、ヅカファンのみならずゲームファンにも楽しんでもらえる作品になっていたように思う。
とくに、ゲームを作成する際に宝塚の『ベルばら』を参考にして2人の関係性を作ったという上杉謙信とかすがの場面に関しては、ゲームファンも大満足だったのではなかろうか。
クールビューティーな謙信に、べーちゃん(桜咲彩花)演じるかすがが悶えまくるという。
スゴかったですね(笑)
スクリーンいっぱいに薔薇が咲き乱れてましたね(笑)

フィナーレは、もちろん和物のショーで。
若衆たちの群舞、艶やかでカッコ良かったーーっ!
着流しのらんとむさんは色気たっぷり。
あたし、やっぱり宝塚の日本物が大好きだわ〜。
夢夢しい、宝塚ならではの『戦国BASARA』。
ものすごく楽しかったでござる。
 
主題歌のサビのフレーズがぐるぐる脳内リピートの帰り道。
♪ バ〜サラ〜、バッサラ〜、アァァァァ〜


雪組公演『ベルサイユのばら ーフェルゼン編ー』@宝塚大劇場 [宝塚のこと]

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大劇場近くのロッテリアにて朝食。
麺屋武蔵とのコラボ商品『麺屋武蔵ラーメンバーガー』のPOPを見て、驚愕。
麺をパティに仕立てたハンバーガーて…。
かつおダシの旨味香る特製スープ付きて…。
替え玉て…。
ロッテリアのスローガンは “ひとあじ違う ロッテリア” 。
納得。

腹ごしらえを済ませ、手塚治虫記念館へ。
企画展示室では『日本SF作家クラブと手塚治虫』が開催中。
星新一先生直筆の手塚治虫先生への追悼文(SFマガジンに寄稿)や、SF作家クラブ会員の方々が手塚治虫先生に寄せたメッセージ等が展示。
星新一先生は、とても味のある字を書くのですね。ちょっと読みづらい…(笑)
手塚治虫先生に寄せたメッセージの中には、難波弘之さんのものも。
難波さんのソロアルバム『Sense of Wonder』と、難波さんも参加しているフクシマレコーズの3rdアルバム『Vanilla』のジャケットは、手塚先生のイラストなんですよね。
そういえば、オーケンもSF作家クラブの会員だったような気が。
ん? 幽霊会員だっけ??


雪組公演『ベルサイユのばら ーフェルゼン編ー』千秋楽。
今回は、雪組のみの通常Ver. 。
アンドレは、まっつ(未涼亜希)。オスカルは、ちぎちゃん(早霧せいな)。
通常Ver. では、アンドレとオスカルの毒殺の場面がなくなった代わりに、フェルゼンとジェローデルの国境越えの場面が新たに追加されていた。
国境守備隊に阻止されるも、剣を抜き峰打ちでバッタバッタとなぎ倒し、国境の柵を蹴飛ばしてジェローデルと共にパリを目指すフェルゼン。
今までにはなかった、とてもアクティブなフェルゼン像に少々とまどったが、王妃を助けたい一心で国境守備隊と一戦交えるその姿は、なんていじらしいの。
そうなのだ。フェルゼンはとってもいじらしい男なのだ。
あぁ、やはりフェルゼンと王妃の場面の少なさが残念でならないぞ。
『フェルゼンとマリー・アントワネット編』ではなく『フェルゼン編』なのだから、王妃の出番が少ないのは仕方のないことかもしれないが、でもやっぱり2人が小舟に乗って愛を囁きあう場面も観たかった(1990年の花組『フェルゼン編』上演時にはあったのに〜)。
まっつアンドレとちぎちゃんオスカル、すごく良かったです。
とくに、まっつアンドレ!
なんというか、とても普通(これ、めっちゃ褒め言葉。だってアンドレは貴族ではなく平民なのだもの)なところがすごくイイ!
毒殺の場面がないまま今宵一夜の場面を観るのはなんだか物足りない感じなのだが、この2人にしか作り出せないであろう儚さがあって。
同じ役でも演じる人によって台詞の言い方、見つめ合い方、抱き寄せ方のひとつひとつが全部違うので、そういう違いを楽しむことができるのも役替わり公演や再演の醍醐味だと思う。

フィナーレの、第99期初舞台生ロケット。
彼女達はこの公演が終わったあと、組み回り(何班かに分かれて各組の公演に出演する)を経たのち、いずれかの組に配属されます。
同期全員揃って同じ舞台に立てるのも今日が最後なのだなぁと思いながら勝手に涙し、これまた勝手な親心でもってロケットをそっと見守る。
同期っていいですね。泣けますね。あたしとはまったく関係ないのだけど。
特別出演Ver. にはあった『小雨降る径』デュエットダンスはなく、そのまま『愛の柩』『オマージュ』へと続く。
またしても、黒燕尾の男役群舞の麗しさに絶句。

千秋楽では、退団者の挨拶があります。
今日観に来たのは、これが観たかったから。
退団者は、ソルーナさん(磯野千尋)。
同期生からの花束は、遥くららさんから。
あたしが初めてソルーナさんを観たのは、NHK BSで放送された花組の『ヴェネチアの紋章/ジャンクション24』だった。
『ジャンクション24』の、センチメンタル・ドリームの場面がカッコ良くて大好きで、何度も繰り返し観てました。
おとめをチェックした時、出身地のところに 愛知県名古屋市守山区 とあるのを見て、あたしと同じだ!と大興奮したことを今でもハッキリ覚えている。
市だけじゃなく区まで同じということが、とにかく嬉しくて。
あたしの中でソルーナさんは守山区民の誇り!でした。
キレのあるダンス。やさしい笑顔。
あたしが宝塚にハマっていた時、花組にはいつもソルーナさんがいた。
十何年ぶりかにヅカファンに出戻ったら、専科でバリバリ活躍中のソルーナさんがいた。
とてもうれしかった。
宝塚歌劇団に入団したからには、誰もが避けては通れない退団。卒業。
ソルーナさんのサヨナラを見届けることができて良かった。
ソルーナさんの人柄がわかるような、とても温かい挨拶でした。
「ラブユ〜♪」も聴くことができたし(笑)
ソルーナさん、永い間、本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
あたしの中でソルーナさんは、いつまでも守山区民の誇りです!


月組公演『ME AND MY GIRL』@梅田芸術劇場メインホール [宝塚のこと]

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劇場に入ったとたん、溢れんばかりのハッピーオーラ。


ミュージカル『ME AND MY GIRL』。脚色/小原弘稔、脚色・演出/三木章雄。
1973年にロンドンで初演された大ヒットミュージカルの宝塚版。
ロンドンの下町に住む青年ビルが、名門貴族の世継ぎとして一人前の紳士に成長していく姿を、恋人サリーとの恋愛を絡めて描いたロマンティック・コメディ。
悪人が一人も出て来ない、ラストには3組のカップルがウエディングベルを鳴らすという、それはそれは超ウルトラハッピーな “俺と俺の女の子” の物語。
宝塚版の初演は1987年。
ウタコさん(剣 幸)を中心とした月組にて上演され、大好評を得て同年に再演。
以来、たびたび上演を重ね、今回で7度目。
初演は、まだ宝塚にハマる前だったので残念ながら観れていないのですが、1995年の再演は大劇場で観劇。
ゆりちゃん(天海祐希)のサヨナラ公演だったのでかなりのチケット難だったんだけども、運良く前楽のチケットをゲットすることができ、サヨナラショーも観ることができたという幸せ。ほんと、ラッキーだったなぁ。
超ウルトラハッピーな “俺と俺の女の子” の物語にすっかり魅了されてしまい、翌年2月に中日劇場でのんちゃん(久世星佳)を中心とした月組選抜メンバーでの再演は、9回観に行った。
楽しかったなぁ、ものすごく。
当時、チケット代を稼ぐために昼はコンビニ、夜は料亭と、バイトを掛け持ちしたっけ。
料亭でのバイトがこれまた大変で。
忘年会シーズンのみの短期バイトだったんだが、着物のお太鼓結びがなかなか一人でできなかったり、先輩仲居のおばさま方がとても怖かったり。
しかし、良いこともあって。
ふぐ刺し、てっちり、白子の唐揚げなどの高級料理をまかないで頂けたり、そこの料亭が経営している高級天ぷら屋さん(目の前で調理して揚げてくれるお店ですよ!)のランチをごちそうしてもらえたり。
美味かった。
金持ちってなんてズルいんだ!と妬ましく感じるほどのでらうまさでございました。
高級料理を頂いたのは、後にも先にもこれ一度きり。
いや、宝塚とかライブを観に行くのやめれば、その浮いたお金でまた味わうこともできるのだろうけども。
でもね。
残念ながら、高級料理よりもライブや宝塚の方が好物みたいなのよね、あたし。

2008年、2009年の再演はタイミングに恵まれず観ていないので、久しぶりのミーマイ。
12:00〜/16:30〜の両方を観劇。大好きな作品なので1回だけじゃ物足りない。
なんというか、今回のミーマイは全体的にとっても可愛らしかった!
まさおさん(龍 真咲)のビルは、ちょこまかとジャレまくる子犬のような可愛らしさ。
粗野で無作法で田舎訛りの下町っ子という本来のビル像とはちょっと違うのかもしれないが、でも、この可愛らしさ、やんちゃな子供っぽさが、まさおさんのビルなのだなぁ、と。
ちゃぴ(愛希れいか)のサリーも、カチャ(凪七瑠海)&みやるり(美弥るりか)同期コンビによるジャッキー&ジェラルドも可愛らしかった〜。
まさおビルとリュウさん(越乃リュウ)ジョン卿がぐるぐる歌い踊る『愛が地球をまわらせる』の場面、すごく好きだ。
ホンワカしていて、『王様と私』のシャム王とアンナみたいで。
コマちゃん(沙央くらま)のヘザーセットがとてもいい味を醸し出してたのも印象的。
マギーさん(星条海斗)のパーチェスターは、あまりに男前すぎて笑った。
見た目は男前なのに、すごいはっちゃけてて、そのギャップがまた良くて。
マリア公爵夫人の真っ赤なパンツにはビックリ仰天させられました。ええ。ほんとに。すーちゃん(憧花ゆりの)、体張ってますね(笑)
ミーマイは、主題歌の『ミー&マイガール』をはじめ、『ランベス・ウォーク』『街灯によりかかって』などなど、聴き応えのあるミュージカルナンバーも魅力のひとつ。
岩谷時子さんの訳詞が素敵。
あたしはサリーのナンバーが好きなのです。
『あなたの心を一度なくすと』(この曲、以前は『一度ハートを失ったら』というタイトルだったのにいつの間に変わったの?)と、『顎で受けなさい』。
とくに『顎で受けなさい』は、生きて行くにはちょっとした知恵が必要なのだということを教えてもらった曲でして、かなり思い入れがあるのですよ、私。
今日、久しぶりに生でこの曲を聴いて、あたしも肝に銘じなければ!と改めて思ったさ。
フィナーレナンバーもどれもカッコ良かった。ラインダンスがないのは珍しいですね。
どっぷりとハッピーオーラに浸ることのできたひと時。
『顎で受けなさい』を心の中で歌いながら帰路へ。
楽しかった。
あ〜、現実に戻りたくない。

入場時に頂いたプレゼントの缶バッジ+メッセージカードは、コマちゃんセットでした。
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梅田に行く前に、京都国際マンガミュージアムへ。
『寺田克也ココ10年展』を観てきた。
かなり見応えたっぷり。
襖サイズで観るイラストの数々が、大迫力で迫って来る。
寺田克也といい大友克洋といい、まったく恐ろしいほどの画力だな。
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そして、ミーマイの空き時間を利用して、阪急うめだ本店で『ベルサイユのばら展』も観てきた。
これ、東京で開催してた時は観に行き損ねたのよね〜。
コミック原画コーナー、宝塚舞台コーナー、アニメ映像コーナーの3つに分かれて展示。
美しさにウットリ。
瞳の中にホワイトでキラリと星が光る原画の数々を観て、このマンガを舞台化した宝塚ってやっぱスゴいな!と改めて敬服。
様々な分野で活躍する40人の方々が描いたオスカルの肖像画の色紙が飾ってあったりも。
漫画家さんが多かったんだけども、あたし的には中村福助さんの色紙が最高でしたね。
福助さん、実は過去にオスカル役を演じてるんですよ。歌舞伎の俳優祭で。
あたし、この時の映像を持ってるんですが、歌舞伎役者の方々が忠実に宝塚版ベルばらを再現しておりまして、かなり笑えます(笑)
福助さんオスカルはとても可憐なのですよ。福助さん、たしかヅカファンなんですよね。
いや〜、オスカルの肖像画の中に福助さんオスカルがいてくれてすごく嬉しいなぁ。
こちらの『ベルサイユのばら展』は、9月中頃から横浜でも開催予定とのこと。
もう一度ゆっくり観に行こう。

このタペストリー欲しい!
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花組公演『オーシャンズ11』@東京宝塚劇場 [宝塚のこと]

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ミュージカル『オーシャンズ11』。脚本・演出/小池修一郎。
『オーシャンズ11』は2001年にアメリカで、2002年には日本でも公開された映画。
宝塚では、2011年にちえちゃん(柚希礼音)を中心とした星組で世界初のミュージカル化。
そして今回、花組エディションとして、凄い奴らが再び参上。
映画は観たけど星組が上演したやつを観ていないあたしとしては、天才詐欺師ダニー・オーシャンと彼が率いる10人の仲間達が挑む、金庫破り犯罪アクションドラマをどのようにミュージカル化したのか、とても興味がありまして。
つーか、このポスター観ただけで興味津々。
イケメンすぎるぜ、タカラジェンヌ。

ミュージカル化するにあたり、サイドストーリーが付け加えられていたり、人物設定がいくつか変更されてはいるものの、ほぼ映画通りのストーリー展開。
宝塚ならではのショーナンバーあり、イリュージョンありで、エンターテイメント満載な舞台に仕上がっておりました。
小池先生、さすがです。
1階席だけではなく、2階席でも客席降りがあって嬉しかったなぁ。
ジョージ・クルーニーのダニーもカッコ良かったが、らんとむさん(蘭寿とむ)のダニーも超絶カッコ良かったよ!
仕草、声、台詞の言い方ひとつひとつに漂う大人の色気と包容力。
スーツの着こなしがまた素晴らしくカッコ良い。
イレブンメンバーも個性的で、それぞれしっかりキャラが成り立っていて面白かった。
なんて魅力的な犯罪者集団。イケメンだし。惚れてまうやろ。
ラスティを演じるみっちゃん(北翔海莉)の芸達者ぶりはスゴいな。
天才ハッカー、リヴィングストンを誘う場面や、ジョンソン先生(医者)に扮する場面では大笑い。
みっちゃんのアドリブにより、毎回キャラが異なるジョンソン先生。
今日のジョンソン先生は、昭和アイドルキャラでした(笑)
だいもん(望海風斗)演じるテリー・ベネディクトは、己の成功と金儲けのことしか考えていないイヤな男ではあったけども、アンディ・ガルシアほどの冷酷さはなく、どこか憎めない感のあるダークヒーローで、これはこれで良かったなぁ。
歌声も素敵。
だいもんカッコ良い。


本日は、みきちゃん(真矢みき)が観劇に来ていた模様。
芝居中、イレブンメンバーはみきちゃんがレギュラー司会を努めるバラエティ番組をしっかり番宣。
さすが宝塚。
ちなみに番組はコチラ → 『人生の正解TV~これがテッパン!~』


雪組公演『ベルサイユのばら ーフェルゼン編ー』@宝塚大劇場 [宝塚のこと]

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福知山線の車窓から見えたマンション。
献花台。礼装に身を包んだ人々。TVカメラ。
あぁそうか、たしか今日でちょうど8年目になると朝のニュースで言っていたな。
白い布で覆われてはいたが、実際に傷跡を目の当たりにするとやはり怖い。
再発しないことを願うばかり。


予定よりちょい早く到着したので、大劇場近くのロッテリアにて腹ごしらえ。
『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版』とのコラボ企画 のPOPを見て驚愕。
Q段チーズバーガーて…。
パティとチーズを9段も重ねちゃったチーズバーガーて…。
おまけの『ロンギヌスの槍完全オリジナルフォーク』にはとても惹かれるけども。

宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら ーフェルゼン編ー』。
脚本・演出/植田紳爾、演出/鈴木 圭。
壮さん(壮 一帆)とあゆっち(愛加あゆ)の、雪組新トップコンビ大劇場お披露目公演。
贅沢にも、星組トップスターちえちゃん(柚希礼音)がアンドレを、宙組トップスターてるさん(凰稀かなめ)がオスカルを演じる、特別出演Ver. を観劇。

フランス王妃マリー・アントワネットへの愛にすべてを捧げた男、スウェーデン貴族ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンの生き様を描いた作品。
今回の『フェルゼン編』、フェルゼンと王妃の場面が少ないことにまず驚いた。
仮面舞踏会での出逢いの場面も、庭園の小舟での逢瀬の場面も、ばっさりカットされていたのはとても残念。
おかげで、苦悩・辛抱の部分ばかり、ただツライばかり。
せめて、小舟の場面だけでもやってほしかったなぁ。
フェルゼンと王妃が互いへの愛を囁きあうこの場面だけが、唯一の、幸せに満ち溢れた場面なので…。
しかし、壮さんフェルゼンは大変素晴らしかった。
台詞の言い方、歌声、立ち居振る舞いのすべてが見事に貴族。まさに究極の貴公子。
壮さんフェルゼンが歌う名曲『愛の面影』、良かったぁ~! 
♪ ただ一つの魂と 私の生命(いのち)は 結ばれたのだ…。あぁもうこの曲大好き!!
宮廷服も軽竜騎兵の軍服も、どちらもお似合いでステキでした。惚れるわ。
あゆっちアントワネットも良かった。
とくに、最後の牢獄の場面。
一人の女性としてフェルゼンと共に生きるのではなく、王妃として、幼い王太子と王女の母親として、フランスの地で最期を全うすることを決意し、胸を張って断頭台への階段を上って行く後ろ姿はとても誇り高く、涙がボロボロ。
壮さんフェルゼンの「王妃様ぁーーーーーっ!!」の叫びに、さらに号泣。
叶わぬ恋、報われぬ愛ってツライ。美しさはあれど、やっぱりツライ。

ちえちゃんアンドレと、てるさんオスカルも大変素晴らしかった。
アンドレとオスカルの名場面ダイジェストを堪能。
なにがあってもオスカルを守り抜くという決意が全身から匂い立つ、ちえちゃんアンドレ。
ちえちゃんの放つ輝きオーラの凄さを改めて実感。
アンドレの持つ “翳り” をも飲み込んでしまう輝きオーラ。ちえちゃんのスター性に感服。
軍服の下に押し隠した女心の見せ方が抜群だった、てるさんオスカル。
てるさんオスカルは、バスティーユの戦闘場面が最高だった。
大勢のパワーを集結させる力、集結したパワーを一気に放つタイミング、そこまでの持って行き方、空気の動かし方があまりに見事で、ただジッと座って観ているだけなのに鳥肌は立つわ鼓動は速くなるわ汗ばんでくるわ、も~大変でしたよ、あたし。
てるさんオスカルの「行こーーーーーう!!!」は、絶品。
2人の、今宵一夜の場面でのキスシーンの見せ方もこの上なく素晴らしく、心底うっとり。

フィナーレは、第99期初舞台生のロケット(ラインダンス)から。
なんて初々しいの! なんて可愛いらしいの!!
大階段に登場してすぐ、上手側上段にいた子が、バランスを崩したのか踏み外したのかズサササーーと何段か滑り落ちていたけど(その後すぐ立上がって踊っていたけど)、怪我しなかったかな。大丈夫だったかな。
初舞台生の口上やロケットを観るたび沸き上がる、勝手な親心。
これはあたしに限ったことではなく、客席にいる人すべてが我が子を観る親のようにハラハラドキドキ、目を潤ませつつ見守っている。
初舞台生を迎えるこの時期ならではの光景。
ついで、ちえちゃん&てるさんの『小雨降る径』デュエットダンス(曲名からは想像できぬほど情熱的なナンバー)からの、壮さん&あゆっちを中心とした『愛の柩』。
これは嬉しすぎる!
あたし的に、フェルゼンとマリーといえば『愛の柩』なのです。
久々に観ることができ(しかも生で!)、あたしの心は狂喜乱舞。
♪ 愛の柩 僕を連れゆけ 君のやすらぐ場所 遥かな星へ…と笑顔で歌う壮さんの胸に、とびっきりの笑顔で飛び込んでくるあゆっち。
本編では報われることのなかった2人が、このナンバーでやっと笑顔で抱き合える。
フェルゼン、マリー、よかったね…。
ほっこりした後は、『ベルサイユのばら』に関わったすべての先達に捧げる『オマージュ』。
名曲『宝塚我が心の故郷』に乗せて、黒燕尾の男役群舞。あまりの麗しさに絶句。
パレードで一番最後に大階段を降りて来た壮さんは、中日公演の時よりさらに輝きと貫禄が増していて、これから組を背負っていくのだという熱い思いがビシビシ伝わってきた。
壮さん、トップ就任おめでとうございます。


雪・星・宙のトップスター3人が揃い踏み。
この豪華さを壮さんはスカステの番組内で「タカラヅカスペシャルか!」と例えていたけれども、マジでほんとタカラヅカスペシャルか!ってぐらい、とても豪華で贅沢な舞台だった。
あぁ、観に来てよかった~。

星組公演『宝塚ジャポニズム〜序破急〜/怪盗楚留香外伝 花盗人/Etoile de TAKARAZUKA』@中日劇場 [宝塚のこと]

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2月に続き、3月も名古屋中日劇場へ。
4月に台湾公演を控えている、ちえちゃん(柚希礼音)率いる星組選抜メンバーの公演。
本公演(宝塚大劇場/東京宝塚劇場)で上演した演目を、台湾公演用に再構築した三本立て。
今回の中日公演は、言わば台湾公演の前哨戦といったところ。

舞踊ファンタジー『宝塚ジャポニズム~序破急~』。作・演出は、植田紳爾。
本公演と同じ演目ですが、人数が半分に減っているため配役に若干の変更有り。
なので、また新たな気持ちで楽しめた。
あたしはこの作品好きよ。
近頃は日本物レビューの上演も減っているので、どんどん意欲的にやってほしいなぁ。
あたしは宝塚の日本物レビューがとても好きなのだ。
『急』の場面で、下手側の書き割りが倒れそうになってヒヤヒヤしたが、なんとか持ちこたえてくれて本当に良かった。
安全第一。

ミュージカル『怪盗楚留香外伝 花盗人』。脚本・演出は、小柳奈穂子。
本公演のお芝居をまるっと差し替えて、台湾公演用に新作のミュージカル。
漢字ばかりですが、『かいとう そりゅうこう がいでん はなぬすびと』と読みます。
原作は、台湾の作家・古龍の武侠小説。
楚留香は、酒と女をこよなく愛し、盗みはすれど人は殺めず、現場に香の匂いを留めて去るという洒脱な怪盗。
“台湾のアルセーヌ・ルパン” とも言われる人気キャラで、ドラマ化 もされています。
で、宝塚版の怪盗楚留香ですが。
うん、面白かった!
ルパン三世と、チャーリーズ・エンジェルと、ロミオとジュリエットを合わせたような感じで、宝塚にはもってこいの作品なのではないかと。
ちえちゃん演じる楚留香、素敵だったわ〜。颯爽としていて色気もたっぷり。
さゆみちゃん(紅ゆずる)と、ねねちゃん(夢咲ねね)というカップリングも新鮮でイイですね。
しかし、内容があまりに盛り沢山すぎて、45分という上演時間ではもったいないな。
トントンと急ぎ足に話が進んでいき、アッという間に終わってしまった感。
この作品、ぜひ本公演で、1時間半ものとしてやってくれないだろうか。

グランド・レビュー『Etoile de TAKARAZUKA』。作・演出は、藤井大介。
こちらも本公演と同じ演目ですが、配役変更有り、フィナーレナンバーの変更有りで、どの場面も雰囲気が一変。
『おうし座』での、しーらん(壱城あずさ)のジゴロ(キザり方が好き!)とか、ちえちゃん、まさこちゃん(十輝いりす)、さゆみちゃんの『ナルシス・ノアール』とかね!
まさこちゃんの『サジタリウス』が聴けたのも良かったなぁ。
本公演ではじゅんこさん(英真なおき)が英語歌詞で歌っていた『見上げてごらん夜の星を』を、今回はさゆみちゃんが日本語歌詞で歌ってました。
あぁ、歌詞がわかるってなんて素敵なの。ビバ日本語。
ねねちゃんが力強く歌う『セ・マニフィーク』は、盛り上がるね!
なぜこの曲を聴くとこんなにもテンションが上がるのか。
ヅカファンなら誰もが知っている(歌えてしまう)名曲というのは、やっぱ最強だな。
フィナーレナンバーは、台湾公演用に歌も曲も衣装もガラリと変更されていて、これがも〜とにかくカッコ良かった!
中国語の歌をしっとり歌い上げ、エレガントかつパワフルなダンスで魅了し、シルバー総スパンコール燕尾服に紫のフリルヒラヒラ開襟ラテンシャツという、とてつもなくギンギラギンな衣装をも見事に着こなすちえちゃんを観て、この人、素晴らしくスターだわ!と改めて感服。
デュエットダンスでの高速回転リフトも素晴らしかった。


本公演時よりも人数が半分に減っているにも関わらず、それを感じさせないほどエネルギッシュなステージを堪能。
幸せなひとときでした。
宝塚、最高。
まさこちゃんカッコ良かった!


雪組公演『若き日の唄は忘れじ/Shining Rhythm!ー新たなる誕生ー』@中日劇場 [宝塚のこと]

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名古屋の栄にある中日劇場。
2月の中日劇場といえば、宝塚公演。毎年恒例なのです。
あたしが初めて生の宝塚を観たのも中日劇場だった。
1993年2月雪組公演、カリンチョさん(杜けあき)主演の『ヴァレンチノ』。

今年の中日公演は、雪組『若き日の唄は忘れじ/Shining Rhythm!ー新たなる誕生ー』の二本立て。
主演は、壮さん(壮一帆)。
タカラヅカ・スカイ・ステージで花組の『ファントム』を観た時に、ジェラルド・キャリエール役を演じる壮さんの実直な演技、伸びやかな歌声、貫禄ある佇まい(ヒゲ面がまた素敵!)にズキュンと射抜かれ、すっかりファンに。
4年前にも東京宝塚劇場で壮さんを観ているはずなんだが、その時はそんな風に感じなかったんだよなぁ(← 失礼!)。
やはりこういうのもタイミングなのだろうな。不思議。
その壮さんが昨年12月に花組から雪組へ組替えとなり、雪組の新トップスターに就任。
相手役となる娘役トップは、あゆっち(愛加あゆ)。
新生雪組の本格的なお披露目公演は、4月宝塚大劇場『ベルサイユのばらーフェルゼン編ー』になるのですが、その前に、中日劇場にてプレお披露目。
しかも、『若き日の唄は忘れじ』の再演(18年ぶりですよ!)ときたもんだ。
これはもう観に行くしかない。


ミュージカル・ロマンス『若き日の唄は忘れじ』。
藤沢周平の名作『蝉しぐれ』を原作としたミュージカル。
初演は1994年。シメさん(紫苑ゆう)を中心とした星組で上演。
翌年2月には中日劇場にてマリコさん(麻路さき)を中心とした星組選抜メンバーで再演。
初演のは映像(BSで放送したやつ)でしか観ていないのだが、中日劇場で再演した時は劇場で観劇。
3回観に行った。阪神淡路大震災のすぐ後だった(大きな被害を受けた宝塚大劇場の復旧メドもまだたっていない状況での中日公演だった)ので、いろいろと強く心に残っている。
作品の素晴らしさに大感動し、すぐさま 小説 を読んだ。
のちに、映画 もNHKで放送された ドラマ も観ましたが、あたしは宝塚版が一番好きだな。

物語の舞台は、東北の小藩である海坂藩(うなさかはん)。
共に剣術や学問に励み、“刎頸(ふんけい)の友” だと呼びあう牧文四郎、小和田逸平、島崎与之助の変わることのない友情。
文四郎とふくの淡い恋。
藩の権力争い。秘剣 “村雨”。
情感ゆたかで見せ場もたっぷりな作品なのだが、ひときわ印象的なのが七夕祭りの場面。
まだ若い文四郎とふくが互いに抱くほのかな恋心を確かめ合うように、主題歌『恋の笹舟』を幻想的に歌い上げる。
とても美しい場面なのだけれども、この後の二人の行く末を知っているものだから、ただただ切なくてしょうがない。
涙ボロボロ。まだ物語の序盤だというのに。
『恋の笹舟』がまたいい曲なのよ。「想いは沈み 恋は浮く」という歌詞が、とても深い。
初演時は、脚本・演出/大関弘政。今回は脚本/大関弘政、演出/大野拓史。
演出家が異なることによる見せ方の違いも見所であり、新鮮で楽しめた。
大関演出に比べ、大野演出は全体的にテンポが早く、もう少しじっくり観せてほしいなぁと思う場面もあったが、回り舞台の使い方が巧みだったし、父親の助左衛門と文四郎の最期の対面の場面や文四郎が父親の遺体を大八車で運ぶ場面、檜御殿の場面などはとても良かったなぁ。
壮さんの文四郎は素晴らしかったです。
実直かつ丁寧な役作りと演技。
剣道経験者だけあって剣さばきが美しく、殺陣もビシッと決まる。
壮さんは日本物がとてもよく似合いますね。
最後の場面は心底シビれました。
思い通りに生きられなかった文四郎とふくの、長年の想いが凝縮しているこの場面。
宝塚版は、このラストがとにかく素晴らしいのです。
幕切れの文四郎の台詞、とても潔かった。涙止まらなくて困ったほど潔かったよ壮さん!
あゆっちのふくも声に艶があって良かった。
ただ、“凛とした強さ” の部分がちょっと弱かったな。演出の違いもあるのだろうけども。
文四郎の父、助左衛門を演じるハッチさん(夏美よう)の存在感も素晴らしかった。
ただジッと立っているだけなのに、文四郎への愛情がしっかり伝わってくる。
さすがハッチさん。

グランド・レビュー『Shining Rhythm!ー新たなる誕生ー』。
作・演出は、中村一徳。
昨年雪組で上演された『Shining Rhythm!』を、壮さん&あゆっちの新トップコンビお披露目用に再構築したもの。
あたしは初見だったのですが、ラテンで躍動感のあるショー。
中詰め(ちゅうづめ)での客席降りはすごく盛り上がってた。
2階席から観ていたあたしはかなり寂しかったですけどもね。
みんな客席に降りてっちゃってステージ上に誰もいないんだもん。寂しいったらありゃしない。
客席降りを楽しむのならやっぱ1階席だよなぁ。いいないいな。あたしも壮さんにハイタッチしてもらいたかったな。
フィナーレの黒燕尾男役達のダンスナンバーもカッコ良かったし、壮さん&あゆっちのデュエットダンスも素敵だった。
パレードで誰よりも大きな羽根を背負っている壮さんの姿は、プレお披露目公演とは思えぬほどとてもしっくりきていた。
入団18年目でのトップ。
満を持しての就任ですね。


雪組は今、壮さん率いる中日公演組と、まっつさん(未涼亜希)率いるブラックジャック組の二手に分かれて公演中。
偶然にも今日、2日前に梅田芸術劇場で千秋楽を終えたばかりのブラックジャック組が観劇にきていて、ショーの時には大きな声援を送って盛り上げていた。
新トップコンビへはもちろんのこと、この公演を最後に月組への組替えが決まっているコマちゃん(沙央くらま)への声援もとても熱く、なんだかジーンときてしまったよ。
今日観に来てよかった。


星組公演『宝塚ジャポニズム〜序破急〜/めぐり会いは再び 2nd〜Star Bride〜/Etoile de TAKARAZUKA』@東京宝塚劇場 [宝塚のこと]

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本日は、昼は東京宝塚劇場にて星組公演を、夜は新宿ロフトプラスワンにてオーケンのほほん学校、といったスケジュール。
あぁ楽しい。あぁ幸せ。
“1月14日に匹敵するほどの大雪になる見込み” との天気予報は、どうやらはずれたみたい。
家を出た時はみぞれまじりの冷たい雨。
良かった良かった。
大雪になると交通機関がすぐ麻痺しちゃうからね首都圏は。
しかし寒い。
お腹と腰にカイロを貼って寒さ対策。
これがあるのとないのとではかなり違う。
カイロばんざい。


今回の星組公演は、日本物レビュー、ミュージカル、洋物レビューという3本立て。
まずは、舞踊ファンタジー『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』。
宝塚の日本物レビューって大好きなんです。
宝塚にハマったのも雪組の日本物レビュー『花幻抄』がきっかけだったし。
しゃべ化粧(白塗り)をしたタカラジェンヌも美しい。
“序破急” とは能楽や雅楽など日本芸能の楽曲や劇の典型的な構成を表す用語。
いまや『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のタイトルでもお馴染みですね。
『序』では、ボレロのリズムで舞い踊る宝塚日本物レビューの伝統『さくら幻想曲』を。
『破』では、大日如来を中心とした仏たちの厳かな雰囲気漂う祈りの踊りを。
『急』では、『荒城の月』に乗せて繁栄と衰退を繰り返す人の世のはかなさを。
それぞれ15分ずつに構成された3つの世界を堪能。
“4月の台湾公演用の試演作” であり、“新しい宝塚の日本物レビューの在り方を模索する意欲作” でもあるとのことで、たしかに今までの日本物レビューとは異なる作品ではあったんだけども、これはこれでありなのではないかなぁ、と。
あ、でも歌が少なすぎる。もっといろいろ歌ってほしかった。
幕開きがチョンパ(舞台用語。詳しくは コチラ を)じゃなかったのもちと寂しい。
チョンパの華やかさと艶やかさったらないもの。一瞬で心奪われるもの。
でも、タイトルの『序破急』から考えると、今回のようなゆるやかで静かに始まる幕開きも納得ではありますけどね。うん。
『破』のシーンでは、なんだか幼稚園時代を思い出してしまった。
あたしはお寺が経営する幼稚園に通っていたんだけども、一人ひとつずつ数珠を持っていて、毎朝 “合掌の時間” もあって。
お釈迦様の誕生を祝う行事とかもあったなぁ。講堂で、キラキラしたものを身につけて、祝いの踊りを踊った記憶。
夏の1泊保育は幼稚園に隣接してるお寺に泊まったんだが、お寺に泊まるってことがもー怖くて怖くて。
が、行ってみればプールやら花火やら楽しいことだらけで、お昼寝の時も夜もアッという間にグースカピーだった。まぁ、そんなもんだ。
と、ほんとにどうでもいいことを思い出したりもしたが、ちえちゃん(=柚希礼音)の大日如来はとても神々しかったです。
薬師寺の村上副住職の声明(これがまたスゴかった。お経を朗唱する男性の声が宝塚で響き渡るのは珍しくもあり異様でもあり)をバックに舞う松本悠里さんの弥勒菩薩はさすがの美しさ。
『急』のクライマックス、扇子2枚使いでの総踊りは圧巻。これぞ宝塚の日本物レビュー。
心が高揚しまくり。
あたし、日本人だなぁ、と実感。

30分の休憩をはさみ、続いてはロマンティック・ミュージカル『めぐり会いは再び 2nd〜Star Bride〜』。
休憩中、観客である我々はご飯を食べたりゆっくりまったり過ごせるんですが、演者は日本物から洋物へとお化粧替えをしなければならないので大変よね。
2011年に同じく星組で上演された『めぐり会いは再び-My only shinin’ star-』の続編。
前作をスカステ(タカラヅカ・スカイ・ステージチャンネル)で観てとても面白かったので楽しみにしておりました。
が、内容的にも40分という上演時間的にも、ちょっと物足りなさを感じた。
ドタバタ感が薄いというか、上手くまとまりすぎてるというか。
でもまぁ、みんなハッピーエンドでよかったね。なによりなにより。

10分の休憩をはさみ、最後はグランド・レビュー『Etoile de TAKARAZUKA』。
12星座をモチーフにしたレビュー。
こちらも4月の台湾公演用の試演作。
いやもう最高でしたね!
大階段で、黒燕尾服の男役達によるボレロという幕開けから大興奮。カッコいいったらありゃしない!!
『ふたご座』の場面でのさゆみちゃん(=紅ゆずる)はスゴかった。
半分男、半分女。衣装も半分タキシード、半分ドレス。歌声も器用に使い分け。
わかりやすく言えば『マジンガーZ』の “あしゅら男爵” を気品良くした感じ、でしょうか。
こういうの、ありそうでなかったなぁ。新鮮。
『てんびん座』の場面でゴスペル調の『見上げてごらん夜の星を』を英語歌詞で歌い上げるジュンコさん(=英真なおき)も、『さそり座』でのちえちゃんのソロダンスも素晴らしかった。
が、やはりなんといっても『おとめ座』の場面でしょう!
今まで宝塚で歌われてきた “星” にまつわるショーナンバーのメドレー!
『ナルシス・ノアール』『マ・ベル・エトワール』『サジタリウス』、あぁ我が青春よ!!
極めつけは、ショーナンバー名曲中の名曲、『セ・マニフィーク』!
イケメン達を引き連れて力強く歌うねねちゃん(=夢咲ねね)。そんなねねちゃんもステキ。
パレードもゴージャスで良かった。シャンシャンもいいが羽根扇も好き。
宝塚の魅力満載なショーで大満足。
まさこちゃん(=十輝いりす)カッコ良かった〜。


観劇後、心はホクホクあったかで外の寒さもなんのその。
それにしても、今日は男性客が多かったな。
星組は男性に人気があるのだろうか。
それとも、ちえ&ねねコンビが男性に人気なのかしら。


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